プロゲーマーは格闘ゲームの普及についてどう考えるか。昨日放送された『底辺vs東大!ウメハラ×ときど特別放談』から
2014年8月16日にニコニコ公式生放送にて行われた 梅原大吾選手と ときど選手による特別放談からプロゲーマー視点での格闘ゲーム業界への考えなど、特に気になった箇所を要約でご紹介。
録画リンク
Q.プロゲーマーに満足している?
- ときど選手
「ある程度満足している反面、これからという部分はある。後悔は全くと言っていいほど無い」 - 梅原選手
「やれることの幅も広がっているし、ヘタすれば一年で終わる可能性もあったから、今は満足している」
気になる“プロゲーマー”という職業についてはお二人とも大方満足しているという回答。
Q.新規を増やすためには。プロゲーマーとして格闘ゲームの普及をどう考えているか
※タイムシフト25分あたりから
- ときど選手
「プレイをしないけど動画を観て楽しむ“動画勢”でも増えれば新規だし、とにかく大会に出て勝って目立つことで皆も乗っかって来てくれると思っていた」
「最近、それだとプレイしてくれる人はそんなに増えないんじゃないかと思い直している」
「大会で良いプレイをすることで“自分もこんなプレイをしたい”と思ってもらいたい」
ときど選手は動画を見るだけでなく、「実際に遊んでくれるプレイヤー」を増やすことも重要という考えに移行中?のようです。
- 梅原選手
「面白い人がいたらその業界が活性化する。面白い人をいかに増やすか」
「注目された時に、注目に負けないだけのゲームやゲームを遊ぶ方法を教えてくれる本だったりがあれば完璧」
「(格闘ゲームの輪の中に)居る人達を面白いと感じれば『じゃあやってみよう、観てみよう』となる」
「東大卒プロゲーマーもゲームがうまいからではなく、個性が受け入れられた結果」
「そういう個性を発掘したいし育てていきたい」
「漫画でも映画でもアニメでも、世に出始めた時はあまり評価されていないからその業界の人は凄く頑張る。だから凄い人達が出てくるし面白い作品が出てくる」
「だから格闘ゲームは今が一番面白い時代」
「この時代にどれだけ一風変った人がその業界を盛り上げるかが大切」
梅原選手は面白い人(個性的な人)が現れれば、おのずと人が集まってくる、その時にきちんとした受け皿があれば良いという考え方のようです。また、先日の香港でのインタビューでも、ルールやどうしたら面白く遊べるかを教えてあげることも大切だと答えています。
どう新規を増やすかや必要なものなど個人的にも非常に参考になる内容でした。プレイヤー側でもできる事を少しずつやっていきたい所です。