オリジナルの格ゲーも制作可能。3D格闘ゲーム開発ツール『EF-12』がSteamでリリース
2016年7月29日、クアッドアローが3D格闘ゲーム開発ツール『EF-12』をSteamならびにPLAYISMにてリリースしました。価格は980円。発売記念セールで2016年8月6日まで15%オフの833円にて販売中です。
『EF-12』はほぼすべての要素をカスタマイズ可能な、格闘ゲーム兼格闘ゲーム開発ツールとなっています。どれだけカスタマイズできるかというと、技の調整という基本的な部分から、全くオリジナルの3Dキャラクターを登場させることすら可能となっています。
また、データを入れ替えて作った作品の商用利用が可能(利用料の徴収も無し)となっており、同人格闘ゲームの制作にも利用できるようです。(商用利用に関して詳しくはこちらから)
実際にEF-12を少し触ってみました:
どことなく『ジョイメカファイト』や『ファイターズメガミックス』を思い出させるデフォルトのお寿司キャラクター
エクセルデータを開き、ワサビを多めに(ダメージを高めに)してやると一瞬で最強キャラクターに
参考にしたのはEF-12公式サイト上部タブから「クリエイト初級 > 簡単カスタマイズ > Excelでできるエディット」の「攻撃力を変えてみる」です。ちなみにSteamのライブラリには「ゲーム」ではなく「ソフトウェア」として登録されるようです。
エクセルデータを開き数値を書き換えるだけなので、初心者でも全く問題ありませんでした。実際の作業はEF-12インストールフォルダ内から「data > Cha > BOSS_Sushi > mth」と進み「MotHead-1.xls」というエクセルデータを変更しただけです。同フォルダのCSVにエクセルのマクロを使って反映させられるようになっています。
基本的なデータはエクセルで変更可能
EF-12公式サイトには開発に向けたドキュメントが多数用意されており、このような初級編から、3Dキャラクターの作り方といった上級編まで用意されていますので、やる気があれば全くオリジナルの3D格闘ゲームを制作することも夢では無さそうです。
その気になればオリジナルのキャラクターも?
ゲーム内では完結せず、各種ドキュメンを読む必要があることや、起動後のインターフェースも判りやすいとは言えませんので、“ゲーム”として購入すると厳しい面があると思いますが、格闘ゲームの開発に興味がある方が手を出すには、お手頃で無限に遊べる作品ではないでしょうか。
一部機能が制限された体験版もダウンロード可能なので、興味がある方は是非チェックしてみてください。
EF-12
- 対応機種
-
PC
- メーカー
-
クアッドアロー
- 発売日
-
発売中
- 価格
-
980円