オンライン対戦対応、パッドも接続可能なAPM新筐体「ALL.Net P-ras MULTI Ver3.0」が登場
セガ・インタラクティブが9月26日に行った製品発表会『SEGA PRIVATE SHOW 2018 Autumn』にて、ALL.Net P-ras MULTI(APM)の新筐体「ALL.Net P-ras MULTI Ver3.0」(以下、APM3)を公開したことが報じられています。以下、4Gamer記事より。
APMは、タイトーのNESiCAxLive(以下、ネシカ)同様、複数のタイトルの中から好きなタイトルを選択してプレイすることができる筐体(システム)のこと。APM3はその最新バージョン。大きな特徴として、(おそらく店舗間という意味での)オンライン対戦対応、パッドなどの家庭用コントローラを接続できるUSB端子搭載、ディスプレイにタッチパネル採用、などが挙げられています。
APM3対応の格闘ゲームとして明らかになっているのは、先日店舗間オンライン対戦のロケテストが行われていた『ギルティギア Xrd REV 2』と、つい昨日、DEAD OR ALIVEシリーズ最新作の『DEAD OR ALIVE 6』もAPM3で稼働することが発表になりました。
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アーケード格闘ゲームで初めて店舗間オンライン対戦を実装した鉄拳7は売り上げが好調と聞きます。後を追うようにネシカや、そしてAPMもオンライン対戦に対応し、ゲームセンターの格闘ゲームは今後一気にオンライン化が進むことになりそうです。
USB端子に関しては、つい先日タイトーから発表されたアーケード版ストリートファイター5でも搭載されることが発表されています。以前当サイトで行ったアンケートでは7割以上が格闘ゲームを家庭用でプレイしている(うちパッドが約2割)との回答もあり、家庭用勢の取り込みは必須レベルになって来ているのかもしれません。特にストリートファイター5では家庭用先行発売から、パッドを使う若手や海外勢の台頭という流れもあり、プレイヤーにとっても選択肢の広がる嬉しい話になりそうです。
オンライン化による店舗内での交流機会の減少や、USB端子自体の懸念点など、気になる所が無いとは言いませんが、時代に合わせた新たな機能による盛り上がりに期待したいです。