ギルティギアXrd・石渡氏「アリーナとしてのゲームセンターという場が絶えてしまうようなことは,僕には考えられない」「ゲームセンターが聖地であり続けてほしいと願っています」
『ギルティギアXrd』ゼネラルディレクター・石渡太輔氏、統括バトルディレクター・関根一利氏へのロングインタビュー記事が4Gamerにて公開された。Xrd発表時から話題を呼んでいる3Dグラフィックスや、プレイアブル化されている14キャラクターの選択理由、ロマンキャンセルをはじめとしたシステムについての導入経緯が述べられている。
Xrdが海外を意識して作られていることや、なぜ人気キャラクターのブリジットが未登場なのかなど、内容にも読み応えがあるので詳しくはインタビュー記事の方を読んで頂きたいが、格闘ゲーム全体というくくりでも興味深い発言がいくつかあったのでピックアップ。
パチ氏による“アナログなシステム”について
- 「今はネットの情報でプレイヤーの攻略が一気に進んでしまう時代なので,すぐに最適解にたどり着かないような,“アナログなシステム”を一つ入れておくことが大事」
- 「フレーム攻略に頼らない読み合い」
- 「最適解が変わって,常に人間と人間の読み合いになる」
ギルティギアと言えば起き攻めというデジタルな要素が強いイメージだが、Xrdにはこうした意図のシステムがきちんと盛り込まれているそうだ。ネットでデジタル要素部分の攻略が進んでしまう時代だからこそ、今が本当の意味で“強い”プレイヤーが活躍している時代なのかもしれない。
石渡氏による“いち開発者としての”アーケードへの思い
- 「ゲームセンターが聖地であり続けてほしいと願っています」
- 「アリーナとしてのゲームセンターという場が絶えてしまうようなことは,僕には考えられない」
- 「ゲームセンターという文化が続く限り,作り続けたいですね」
石渡氏による非常に熱いアーケードへの思いが語られていた。確かにオンライン対戦も魅力的だが、ゲームセンターという空間も格ゲーにとって必要不可欠なものだと思うので、これからもゲームセンターがあり続けて欲しいと願うばかり。