カプコンがバンナムとオンラインマッチングに関する特許クロスライセンスを締結。ストシリーズ等へ活用
※11/29追記:カプコンはマルチプレイに関してコロプラとのクロスライセンス契約も発表。 ※11/30追記:こちらはスマホゲームに関する内容になる模様。
カプコンが19日、バンダイナムコエンターテインメントと、『ストリートファイター』シリーズなどのオンラインマッチングに関する特許クロスライセンス契約を締結したことを発表しました。
契約は、両社のそれぞれのタイトルの開発促進、開発コストの軽減およびユーザーの利便性を高めることを目的としたもの。カプコンは許諾を得た特許権を『ストリートファイター』シリーズなどのゲームに活用するとしています。
以下、特許庁ウェブサイトより、クロスライセンスとは:
特許権者がお互いの持っている特許権を交換するように、相互に利用し合う、すなわち実施できるようにするライセンス。
「「ストリートファイター」シリーズなどのオンラインマッチングに関する特許クロスライセンス締結 ~ ユーザーの利便性を高め、業界の活性化に貢献 ~」
— 株式会社カプコン 広報IR室 (@CapcomIR) June 19, 2017
を掲載しました。https://t.co/8XkRkrjpiD
今回の件と直接関係があるかは不明ですが、2015年12月に『鉄拳7』世界大会「THE KING OF IRON FIST TOURNAMENT 2015 GRAND FINAL」で行われたカプコン・小野氏とバンダイナムコエンターテインメント・原田氏の対決イベントでは、冒頭の芝居の中で、両社間の特許に関する話も語られていました。記事上部画像はその時のもの(ユーザー有志による録画2時間42分辺りから)。
またその後、カプコン側が豪鬼を鉄拳7へ登場させる代わりにバンダイナムコエンターテインメント側が格闘ゲーム関連の特許を提供している、という話が実際にインタビューでも語られています(4Gamerより)。
格ゲーもオンライン対戦が当たり前な時代になり、オンライン環境の良し悪しがゲームの評価そのものにも影響するようになってきました。メーカー同士の技術があわさることで、今後、より高品質なオンライン環境の提供が期待できそうです。
※6/21追記:コメント22番さんよりご指摘の件は修正しました。