「闘会議2018」でゲーマーにプロライセンス発行へ。対象はウイイレ・スト5・鉄拳・パズドラ・モンスト
2017年9月、国内eスポーツ団体である日本eスポーツ協会(JeSPA)・e-sports促進機構・日本eスポーツ連盟(JeSF)の3団体が、コンピュータエンターテインメント協会(CESA)や日本オンラインゲーム協会(JOGA)の協力の下、eスポーツ業界統一の新団体設立を目指す取り組みを開始したことを発表しました。
12月13日、新たにCESAが、統合・新設を行う時期を来春早々と発表。さらに、2018年2月の「闘会議2018」において、新設団体によるプロライセンス発行を早速予定していることを明らかにしました。
現時点でのプロライセンス発行は、『ウイニングイレブン 2018』、『パズル&ドラゴンズ』、『モンスターストライク』、そして格闘ゲームも『ストリートファイター5アーケードエディション』と『鉄拳7』、以上の5タイトルで予定。ライセンスの発行は、プロライセンス発行大会や、実績のある選手には特別に発行することも検討されています。
※参考:CESAリリース / 闘会議2018発表会
闘会議2018『eスポーツの夜明け』映像
鉄拳7は闘会議でプロライセンスをかけた大会が決定済み
スト5AEは完全招待制の大会が開催
現在日本では、ゲーム大会にメーカー自らが賞金を出す際、ほとんどの場合、景表法により最大10万円まで(※正確な条件はもう少し細かい)となってしまうことがよく話題に挙げられています。そもそも全くの第三者が賞金を出す場合には景表法には触れないはずですが、そうしたスポンサーを国内で獲得するのはまだ難しいということのようです。
そんな中、今回のプロライセンス発行により実現するプロのみを対象にした大会においては、賞金が景表法には当てはまらない(参考)、とされており、上記の状況が少し変わってきます。高額賞金大会の開催はゲームの宣伝、売り上げにも繋がることから、メーカー自ら賞金を出せるようになれば、スポーツに匹敵するまたはそれ以上の賞金額も期待できるでしょう。そうなれば、国内大会だけでも言葉通り生業としてやっていけるプロゲーマーが多数誕生することになるはずです。
まだ情報も少なく、今後予想できない新しいこともたくさん始まると思いますが、プレイヤーとしては「対戦相手が増えるのか」で判断しながら見守って行くのが良いのではないかと思います。