グラブルVS初の公式大会は、もっちーフェリが優勝。賞金は300万円。準優勝gameraもルーザーズを18連勝
2020年6月20日(土)、『グランブルーファンタジー ヴァーサス』(グラブルVS)の公式大会「RAGE GBVS 2020 Summer powered by AQUOS」のグランドファイナルが開催。もっちー選手が優勝し、賞金300万円を獲得しました。録画はオープンレックまたはYouTubeにて。
RAGE GBVS 2020 Summerは、Cygamesのグループ会社のCyberZと、エイベックス・エンタテインメント、テレビ朝日、の3社が合同で主催する、グラブルVS発売から初の公式大会。賞金は優勝で300万円など、総額500万円。グランドファイナル進出者には、グラブルVSでは初のJeSUプロライセンスが付与されることも前もって発表されました。
オンライン予選には約1000名が参加。オンライン予選の上位24名がセミファイナルへ進出し、さらにセミファイナルも勝ち抜いた8名がこのグランドファイナルへ。セミファイナルからは約2週間の猶予があり、それぞれが仕上げてきたであろう対策を元に、さらなるハイレベルな戦いが繰り広げられました。
グランドファイナルへ勝ち上がった8選手
約1000名から、グランドファイナルへ勝ち上がった8名。選手たちには、RAGEおなじみのテーマカラーのあるユニフォームや、それぞれに二つ名が用意された。グランドファイナル出場の8名は全員、JeSUのグラブルVSプロライセンスを受け取る権利が与えられる(6/29時点、JeSUの正式発表待ち)。
ソーシャルディスタンス
セミファイナル以降は無観客のオフライン実施。新型コロナの影響により、MC陣もソーシャルディスタンスを保つ。左から、お笑い芸人・野田クリスタル、テレビ朝日アナウンサー・寺川俊平、シェロカルテ役・加藤英美里、パーシヴァル役・逢坂良太と、豪華MC・ゲスト陣も登場した。
事前インタビュー映像
各選手それぞれに事前のインタビュー映像が用意されていた。こちらはバギーの紹介ムービー。バギーは広島からの参戦で、22歳の最年少。今大会では、無敗のもっちーに初めて1ゲーム取ることに成功し、最終的に3位入賞を果たす。
「通勤の時の信号が全部青だった。信号も祝福してくれた」と語るgamera。数々の格闘ゲームでトップの実績を残す選手だが、本人のキャラクターは少し謎めいた所がある。
格ゲー界に舞い戻ったレジェンド・伊予。格ゲーから離れていた理由として、やりたいゲームが無かったこと、それ以外が忙しかったことなどを挙げている。 画像は2009年、ストリートファイター4の5on5大会・塩沢杯優勝時のもの。※参考:ストリートファイター4公式ブログ
もっちー vs 伊予
グランドファイナルの中でも特に注目されたであろう対決、ギルティギアシリーズのトッププレイヤー・もっちーと、ストリートファイターシリーズのレジェンド・伊予。
伊予のパーフェクトラウンドで開幕したが、その後はもっちーがペースを握る。最終ラウンドも、反撃のチャンスと見た伊予メーテラの低空ジャンプ技・ゼファーに、もっちーが奥義・フェアギフテンをあわせて試合を決定づけた。ちなみに、フェアギフテン発動時に「Good!」表示は無かったため、場面によってコマンド入力を簡易入力とで使い分けているようだ。
小路KOG vs おんせん
投げキャラ使いとして長く活躍する小路KOGと、格闘ゲーム大会初出場(紹介映像より)ながらここまで勝ち上がって来たおんせん。何が起こるか、事前の予想が難しく、それだけ楽しみでもあった対決。
試合は開幕から小路KOGが一気に攻め立てる展開。最終ラウンドも、当て投げ、すかし投げ、すかし投げ、暴れ投げと、投げ4発を決め、おんせんへ全くスキを与えずに決着。ベテランの小路KOGが大会の恐ろしさを見せつけるような試合となった。
gamera vs 伊予
このカードも格ゲーマーにとって見たかったカードの一つだろう。試合はgameraが先行。伊予も追いつくが、gameraの画面端の猛攻を止められず、2-1でgameraの勝利となった。
gamera、ルーザーズを18連勝で決勝へ
オンライン予選1回戦でヤスダに敗れたgamera。そこからルーザーズを連勝し続け、ルーザーズファイナルのバギー戦にも勝利し、18連勝で遂には決勝まで到達。これは今後も語られていく記録だろう。勝利後、今何を考えているかと問われたgameraは、「帰りたい」と一言コメントした。
グランドファイナル「もっちー vs gamera」、gameraはカタリナ選択
gameraは、「ジータではあまりやりたくないので、違うキャラを使う」との試合前の宣言通り、ここまで使ってきたジータではなくカタリナを選択。
遠距離で牽制技をまくもっちーフェリに対し、ジリジリと間合いを詰め、突進技・エンチャントランズで触りたいgameraカタリナという展開。お互いリーチを完全に把握した立ち回りで、度々お見合いが発生するほどの息の詰まる地上戦が繰り広げられた。
もっちー逆3タテで、初の王者に
gameraはカタリナで2-0のリセット目前まで追い込むが、もっちーが粘り強い戦いで3連勝の逆転に成功。もっちーがウィナーズのまま優勝を決め、公式大会初代王者に輝いた。優勝が決まった瞬間、ガッツポーズから、やり切ったという表情のもっちー。優勝コメントで、「終わった瞬間に手とか足とか全身が急に震え始めてビックリした」と語っている。
これにてRAGE GBVS 2020 Summer全日程が終了。RAGEはグラブルVSにとって、2月の発売から最初の節目となるが、今大会で格ゲーマーとして新たに頭角を現した選手たちや、グラブルVS自体もストーリーの追加アップデートや、新キャラクター6体(ベリアル+5体)のシーズン2が発表されており、この盛り上がりはまだまだ続くことになりそうだ。
RAGE GBVS 2020 SUMMER優勝しました!
— もっちー (@mugentoubu2) June 20, 2020
めちゃくちゃ嬉しいです!
勝った瞬間手足がガクブルで、頭が真っ白になりました…。
今日までやり込んで来てよかった!
対策付き合って下さった方々、応援して下さった方々、本当ありがとうございました! pic.twitter.com/Rbqa0GDxND
RAGE GBVS 2020 Summer powered by AQUOS 結果
順位 | 選手 | Wで敗れた相手 | Lで敗れた相手 |
---|---|---|---|
優勝 | もっちー(フェリ) | (無し) | (無し) |
準優勝 | gamera(ジータ/カタリナ) | ヤスダ | もっちー |
3位 | バギー(カタリナ) | もっちー | gamera |
4位 | 伊予/i-yo(メーテラ) | もっちー | gamera |
5位タイ | コンソメ/覇者ラガ(グラン) | バギー | gamera |
5位タイ | 小路KOG(ファスティバ) | ダニエル | 伊予 |
7位タイ | レン(シャルロッテ) | 伊予 | gamera |
7位タイ | おんせん/onsns(パーシヴァル) | まつり | 小路KOG |
参加者数:943名 / トーナメント表:PLAYHERAトーナメント表(アプリ内) / 録画:オープンレック、YouTube / 補足:キャラクターは基本的に配信からのみ
関連URL
細かい順位、大会概要等はメモページにて。