台湾・F K Digitalが、3月末をもって新タイトルの開発中止を発表。『カオスコードNEXT』も開発中止に
F K Digitalが2020年2月10日、「重要なお知らせ」と題したメッセージを公開、2020年3月31日以降、あらゆる新タイトルの開発中止を決定したことを発表しました。
F K Digitalは台湾に拠点を置くゲーム開発メーカー。格闘ゲームでは、日本でもリリースされている『カオスコード』シリーズで知られています。
今回の発表で、先日最新映像が公開されたシリーズ最新作『カオスコード ネクストエピソード オブ エクストリームテンペスト(仮)』(以下、カオスコードNEXT)も開発中止となることが発表されました。
以下、公式サイトより、発表内容:
F K Digital Pty. Ltd. – 「重要なお知らせ」
平素より弊社をご愛顧頂き、誠にありがとうございます。
弊社の開発したゲームを皆様に楽しくプレイして頂けておりましたら、誠に幸甚に存じます。度重なる検討の結果、諸事情により F K Digital は 2020 年 3 月 31 日以降、あらゆる新タイトルの開発を中止する決定を致しましたことをご報告申し上げます(既存タイトルは影響ございません)。
また、先月発表させて頂きましたばかりとなります「カオスコード NEXT」につきましても、開発の中止を決定いたしました。関係者の皆様、リリースをお待ち頂いておりましたプレイヤーの皆様には、多大なるご迷惑をおかけ致しますこと心よりお詫び申し上げます。誠に申し訳ございません。
少々お休みを頂くことになりますが、また皆様にお目にかかることができますよう努力して参ります。
何卒よろしくお願い申し上げます。
2020 年 2 月 10 日
F K Digital スタッフ一同
また、F K DigitalのMickey Lin氏が、今回の決定理由について、詳細をツイートしています。メッセージへのリンクはこちら。
メッセージでは、Mickey氏の弟でありカオスコードのメインディレクターであるMichael Lin氏が2017年12月に病により亡くなられたこと。そして、その後も周囲の支えがあり開発は続いたが、最近そのサポートも無くなり、精神的な部分で難しくなってしまったことが明かされています。
カオスコード最新作のカオスコードNEXTは、Michael氏が亡くなられる前の2016年10月、Mickey氏とMichael氏の二人により発表された作品でした。
海外産格闘ゲームにも関わらず日本でも根強い人気で、ゲームセンターや、最近はVtuberプレイヤーによる独自の盛り上がりも見え始めていたカオスコードシリーズ。今回とても悲しい発表になりましたが、まずはゆっくり休んでいただき、また新たな作品が見られる日を楽しみに待ちたいです。
F K Digital Pty. Ltd. – 「重要なお知らせ」
— F K Digital (@FKD_CC) February 10, 2020
諸事情によりF K Digitalは2020年3月31日以降、
あらゆる新タイトルの開発を中止する決定を致しましたことをご報告申し上げます。
全文:https://t.co/jMJq0HJ7WM#FKDigital#カオスコード#カオスコードNEXT pic.twitter.com/eV2aQCnfKV
(日本語)
— Mickey Lin (@Mickey_FKD) February 10, 2020
このような残念なお知らせをさせて頂くことになり大変申し訳ありません。
FKDが今回の決断に至った最大の理由は...
(全文 - https://t.co/ACaqpUgDNP )#FKDigital#カオスコード#カオスコードNEXT pic.twitter.com/0O7br29UTJ
左がMickey氏、右が故・Michael氏