『鉄拳7』リディアのモーションは、日本空手協会総本部師範・中達也氏が担当。収録時映像が公開に
バンダイナムコエンターテインメントが30日、格闘ゲーム『鉄拳7』にて新たに参戦した“伝統派空手”ファイター「リディア・ソビエスカ」のモーションキャプチャーを、日本空手協会(JKA)総本部師範・中達也氏によるものであることを発表。あわせて、空手や武道の写真や動画を発信する・kuro-obi worldから、モーション収録時の様子を収めた映像が公開されました。
収録時映像
動画は、中氏によるアクションと、リディアのモーションが並べて紹介に。先日公開されたリディアのキャラクタートレーラーの動きが、中氏のアクションが元になったことがはっきりと分かる内容になっています。
ゲームのキャラクターが必ずしも格闘技そのままの動きである必要は無いとは思いますが、今回のように元の格闘技がある場合には、モーションキャプチャーによる恩恵は絶大なものになりそうです。
以下、中氏プロフィール:
■中 達也 Naka Tatsuya - 公益社団法人 日本空手協会
1964生まれ。日本空手協会 総本部師範(七段)。
目黒高校空手道部、拓殖大学空手道部に所属し、数々の大会でタイトルを獲得する。
現在は日本空手協会総本部の師範として国内外の弟子たちを指導している。
映画『黒帯kuro-obi』で主演を務め、『ハイキック・ガール!』『KG KARATE GIRL』に出演するなど、その活動の幅は広い。
告知等
<Youtube公開> 伝統空手スタイルが話題の『#鉄拳7』新キャラクター【 #リディア】は、日本空手協会 総本部師範の中達也だった!モーションキャプチャー収録時の映像を初公開! #TEKKEN7 , Lidia Sobieska = Tatsuya Naka(JKA, HQ)Motion capture, first time in his life.https://t.co/DqWDOcNxls pic.twitter.com/CHMmTXwSgT
— kuro-obi world 黒帯ワールド (@kuroobi_world) March 29, 2021
演出アニメーションなら多少の加工で使える事も多いですが、ゲーム中のアクションは基本キャプチャーデータそのまま使う/使える、という事はまず無いですね。
— Katsuhiro Harada (@Harada_TEKKEN) March 29, 2021
まずフレームは全く整合性とれませんのでそこ変えるだけでもかなり手がかかりますし、移動量も腰の回転等々もほぼ全部手で付け直します。 https://t.co/QSbzbXiNSQ
さらに手が加わりゲームへ
ザフィーナ含め意外に手作りアニメーションが多いですよ。誤解される事が多いんですが、基本は手作りから始まり手作りに終わります。
— Katsuhiro Harada (@Harada_TEKKEN) March 29, 2021
元の格闘技スタイルを再現するキャラクターは一通りキャプチャーしますが、これもゲームで使用する形になるまでにはかなり手を入れます。https://t.co/GPE3lE5slw
※その他参考:リリース