セガ『VFCR』とアークの新規IP格ゲーが、経産省「IP360」の支援対象に

経済産業省が2026年6月29日に公表したIP360補助金(メニュー3)の第1回採択結果において、アークシステムワークスやセガが支援対象となったことが明らかになりました。
「IP360(コンテンツ産業成長投資支援事業)」は、日本発コンテンツの海外売上を2033年までに20兆円へ拡大することを目標とした経済産業省の政策の一つで、ゲーム・アニメ・マンガ・音楽・実写(映画・ドラマなど)といったコンテンツ産業向け支援制度です。なお、今回が制度開始後初の採択となっています。
ゲーム分野では、主な審査基準として、製作費の半分以上に相当する資金を自社または他社から確保していること、製作規模が20億円以上であること、自社が製作を主導した作品の最高売上が80億円以上であること、海外展開を前提としていることなどが挙げられています。なお、過去に売上1000億円以上を記録した作品の続編は対象外とされており、あくまで挑戦性の高い大型プロジェクトを支援する制度となっています。
公募は3月末より行われ、採択が発表された19事業者の中には、『バーチャファイター クロスロード』の製作・開発を対象として採択されたセガや、新規IPによる対戦格闘ゲームを全世界へ展開することを掲げるアークシステムワークスの2社も含まれています。
IP360の対象となった事業では、補助対象経費の2分の1(上限15億円)の補助を受けることができます。製作費は一般的に公開されるものではないため、どの程度の影響があるかを詳しく知ることはできませんが、開発を後押しすることが期待されます。
なお、経済産業省は制度の目的について、海外展開を見据えた大規模作品への投資はハイリスクであり、企業が投資規模を抑制し、潜在的な利益を逃すおそれがあることから、こうした作品の製作・開発を支援するとしています。
また、補助金を交付して完結する制度ではなく、ゲームでは一定以上の収益があった場合、補助額を上限として一部を返納する「収益納付」の仕組みも設けられています。
