プロゲーマーを題材とした漫画『突撃!となりのプロゲーマー』を読んで
カバーを外した背表紙にもちょっとしたネタが
2014年12月17日にイースト・プレスより発売された漫画『突撃!となりのプロゲーマー』(くつきかずや・著) を読み終えたので簡単にご紹介。(近所にウメハラ選手やときど選手の著書をコーナー前面に並べている素晴らしい本屋があるのですが、今回もしっかり並んでいました)
ウメハラ選手やときど選手など、格闘ゲームで活躍するプロゲーマーたちについて、タイトル通り実際の取材を元に漫画で紹介する内容となっています。登場するゲームタイトルは選手たちが主に種目にしている「ストリートファイター」が中心ですが、「バーチャファイター」が取り上げられていたり、ちらっと「ヴァンパイア」なども出てきます。
プロゲーマー達の日常や大会での活躍の様子、それぞれのもつお馴染みのストーリーをはじめ、「EVO」や「South East Major」など作者自身が海外大会の現地に赴いて行われた取材など、配信だけでは判らなかった選手たちの様子もたくさん収められているので、「プロゲーマーを最近知った」という方から「海外大会もかかさず見る」という方にもお勧めです。
また、作者自身も初心者ながら格闘ゲームをプレイし奮闘している姿が度々登場するので、格闘ゲームをはじめたばかりの方や誰かに格闘ゲームを勧めるついでにこの本を渡してみると良いかもしれません。作者について描かれた「あとがき」も良い話でしたので是非。
あえて気になった点を挙げるとすれば、2年半にわたる取材ということで 2013年の大会が扱われていたり、大会を追いかけている人間にはちょっと古いと感じる部分もありました。直近では今回登場していないプロゲーマー ももち選手が世界大会で優勝したり来年には高額賞金のカプコンプロツアーも発表されているので、この本が売れて新しい今のプロゲーマーたちの情報で次回作も読めれば、と勝手に思っています。
『突撃!となりのプロゲーマー』
- 著者:くつきかずや
- 出版社:イースト・プレス
- 価格:1,000円
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