カプコンカップ2017 結果

順位	選手	賞金
優勝	MenaRD（バーディー）	250,000ドル（約2800万円）※ボーナス込み
準優勝	ときど（豪鬼）	50,000ドル＋CPT DLCボーナス
3位	ネモ（ユリアン）	21,500ドル＋CPT DLCボーナス
4位	もけ（ラシード）	12,500ドル
5位タイ	ゆかどん（いぶき）	9,000ドル
5位タイ	板ザン（ザンギエフ）	9,000ドル
7位タイ	ウメハラ（ガイル）	5,000ドル
7位タイ	Problem X（ベガ／バーディー）	5,000ドル
9位タイ	Punk（かりん）	2,000ドル
9位タイ	ももち（是空／ベガ／ケン）	2,000ドル
9位タイ	Luffy（レインボーミカ）	2,000ドル
9位タイ	ボンちゃん（かりん／ナッシュ）	2,000ドル
13位タイ	Xian（いぶき）	1,000ドル
13位タイ	801 Strider（ララ）	1,000ドル
13位タイ	ふ～ど（レインボーミカ）	1,000ドル
13位タイ	DidimoKOF（ダルシム）	1,000ドル
17位タイ	マゴ（かりん）	500ドル
17位タイ	Snake Eyez（ザンギエフ）	500ドル
17位タイ	Justin Wong（かりん）	500ドル
17位タイ	ガチくん（ラシード）	500ドル
17位タイ	GO1（いぶき／メナト／春麗）	500ドル
17位タイ	sako（豪鬼）	500ドル
17位タイ	かずのこ（キャミィ）	500ドル
17位タイ	どぐら（ユリアン）	500ドル
25位タイ	Brolynho（ネカリ／アビゲイル）	250ドル
25位タイ	Big Bird（ラシード／ケン）	250ドル
25位タイ	ハイタニ（ネカリ）	250ドル
25位タイ	Phenom（ネカリ）	250ドル
25位タイ	Ricki Ortiz（春麗）	250ドル
25位タイ	Smug（バイソン）	250ドル
25位タイ	Oil King（ラシード）	250ドル
25位タイ	Verloren（キャミィ）	250ドル

参加者数：32名（出場資格者のみ） / トーナメント表：smash.gg / 録画：YouTubeリスト Top8、To32→8トーナメント上段、トーナメント下段、日本語放送録画 / 補足1：2位以降のCPT DLCボーナス額、4位以降のボーナス有無に関しては未確認 / 補足2：CPT公式結果記事

カプコンカップは一年を通して行われるカプコンプロツアーから、資格を得た32名のみが出場できる、その年の総決算となる大会。現地最終予選を日本のネモ選手が通過して、国別では、（※以下、カッコ内は昨年比）日本16（+4）、アメリカ6（-2）、ブラジル2（+1）、ドミニカ共和国1（+0）、イギリス1（-1）、フランス1（-1）、シンガポール1（+0）、UAE1（+1）、ノルウェー1（+0）、台湾1（+0）、韓国1（+0）。地区ではアジア地区19（+2）、北米地区6（-2）、欧州地区4（-1）、中南米地区3（+1）という分布に。

トーナメントのシード上、1回戦でCPTランキング1位と最終予選通過者が戦うことになっていたため、カプコンカップ開幕戦から「Punk vs ネモ」という大一番が繰り広げられました。試合もネモ選手が3-1で勝利して、Punk選手が初戦からまさかのルーザーズ行きとなります。

1回戦その他では、MenaRD選手がXian選手とのフルラウンドの接戦で、バックジャンプにクリティカルアーツを決めるなどして逆転。この後のことを考えると、見事な連携以上に、MenaRD選手にとって大事な1勝をもぎ取った瞬間だったと言えそうです。

日本勢は1回戦、16人中12人が勝利（日本勢同士3試合を含む）という好調な出だしで終えます。その後の日本勢は、ウィナーズ側は順調に勝ち進み、逆にルーザーズ側は連続負けで敗退する選手も多く、明暗がくっきりと別れました。

厳しかったのはアメリカ勢。1回戦で6人中5人がルーザーズへ。勝ち上がったSnake Eyez選手も次の試合で敗れ、Top24の時点で全員がルーザーズ行きとなります。その中でも勝ち上がったのは、やはりPunk選手。しかしながらそのPunk選手も、Top8入り手前のTop12ルーザーズで日本の若手もけ選手に敗れ、カプコンカップ開催地である地元アメリカ勢はTop8決勝に1人も残れませんでした。NuckleDu選手とRicki Ortiz選手の決勝戦が行われた昨年を思えば、かなり苦しい結果と言えます。

Top8にはウメハラ選手やEVO王者のときど選手だけでなく、最終予選から勝ち上がってきたネモ選手、Punk選手を破った若手筆頭のもけ選手、優勝候補に必ず挙がるほどのゆかどん選手、名勝負を繰り広げてきた板ザン選手、CPT後半ヨーロッパでダントツの強さをみせていたProblem X選手、そしてドミニカ共和国の若手MenaRD選手と、それぞれストーリーのある選手たちが揃いました。内訳は日本（アジア）6、イギリス（欧州）1、ドミニカ共和国（中南米）1で、日本は昨年と同じ数に。

ウィナーズ側はときど選手が、MenaRD選手とのフルラウンドの接戦を制して決勝へ一番乗り。ルーザーズ側はもけ選手とネモ選手が勝ち上がりますが、もけ選手はネモ選手に、ネモ選手はMenaRD選手にそれぞれ敗れ、決勝戦は再びときど選手とMenaRD選手の対決へ。ときど選手にとってはEVO・カプコンカップの2冠がかかる試合となりました。

決勝戦、ときど選手は置きのしゃがみ強Pでダメージを取り、追い込まれてもリバーサル瞬獄殺で取り返すなどして一気に2勝を挙げ、優勝へリーチをかけます。そこからMenaRD選手が1ゲームを取り返した4ゲーム目、ときど選手に優勝まであと1ラウンド・EXゲージMAX・体力大幅リードという決定的なチャンスが訪れました。

しかしここからMenaRD選手が切り返し、EXゲージ・Vゲージを全て消費して大ダメージを奪うと、ときど選手の放ったEX豪昇龍拳もすかし、逆転KOに成功。これで流れが変わったのか、MenaRD選手のコマンド投げや切り返し技も決まるようになり、MenaRD選手はウィナーズファイナルでは3連続で食らったEX斬空固めもガード、遂には逆3タテでリセットへ持ち込みます。

2セット目、一方的な展開ではないものの、MenaRD選手が丁寧な立ち回りと割り切った切り返し技も見せ、0-1からの2連勝で2-1と、初めて星が逆転。ときど選手はたまらずキャラクター選択に戻って時間を使いますが、4ゲーム目は前に出るときど選手をMenaRD選手が止める流れも見られ、MenaRD選手がそのまま3勝目を挙げて決着となりました。EVOではPunk選手相手に逆転優勝したときど選手に対し、今度はMenaRD選手が逆転で優勝。MenaRD選手は世界王者の座と優勝賞金25万ドルを獲得しました。

ちなみに当サイトでの投票では、1回戦でXian選手にMenaRD選手が勝つと投票した人は約20％、優勝予想では約0.2％と、投票からもMenaRD選手の優勝が多くの方に驚きの結果となったことは間違いなさそうです。MenaRD選手はまだ18歳の若手プレイヤー、そしてパッド勢。この若手＆パッド勢が活躍する流れはストリートファイター5という作品の大きな特徴となっています。

また、MenaRD選手のドミニカ共和国は、格ゲーで目立つアジアや北米ではなく中南米。ヨーロッパからのEVO王者となったLuffy選手と近い流れを感じます。このMenaRD選手の優勝を機に格ゲーコミュニティが新たな地域に広がっていくことにも期待したい所です。

優勝が決まった瞬間。応援する姿が印象的だったドミニカ共和国勢であろう一同も壇上に上がり、MenaRD選手の優勝を喜び合った。

Dominican Republic wins #WeRise pic.twitter.com/DrBSNuYliz

— RISE | MenaRD (@_MenaRD__) December 11, 2017

『スト5AE』に「さくら」「ブランカ」「ファルケ」「コーディー」「G」「サガット」が参戦決定！ https://t.co/O4MfSMAA2Z pic.twitter.com/9SktJpyamb

— 格ゲーチェッカー (@kakuge_checker) December 11, 2017

スト5 最終予選 結果

順位	選手
最終予選1位	ネモ（ユリアン） ※カプコンカップへ
最終予選2位	INFILTRATION（メナト／ジュリ）
最終予選3位	Brian F（バイソン）
最終予選4位	あくあ（いぶき）
最終予選5位タイ	ストーム久保（アビゲイル）
最終予選5位タイ	Shakz（ララ）
最終予選7位タイ	Commander Jesse（ダルシム）
最終予選7位タイ	Dieminion（エド／ファン）

参加者数：164名 / トーナメント表：smash.gg（Top8） / 録画：YouTube

今季初めて行われた最終予選。優勝すれば0ポイントからでも一発でカプコンカップ最後の32人目に滑り込めるオープントーナメントということで、カプコンカップ出場が決まっていない強豪選手たちがひしめき合うハイレベルなトーナメントになりました。

その中でも決勝戦へ勝ち上がったのは、ウィナーズ側・ネモ選手と、ルーザーズ側・INFILTRATION選手という大本命の2人に。ネモ選手はCPT関係の大会にあまり参加できておらず、一方のINFILTRATION選手はキャラクター選択に苦しんでいる感があり、プレイヤーだけで見ればカプコンカップ出場資格を持っていても全くおかしくない両選手。

ウィナーズセミではメナトを使って0-3で負けていたINFILTRATION選手が、決勝戦ではジュリに変更。INFILTRATION選手はジュリで1セット先取に成功するも、2セット目はネモ選手が取り返して決着。CPTランキングでは59位だったネモ選手がカプコンカップ行きを果たしました。

余談ですが、勝ち上がったネモ選手にはこんな危ない場面も。

マーベル VS. カプコン：インフィニット Battle for the Stones決勝トーナメント 結果

順位	選手	賞金
優勝	Cloud805（ゼロ ダンテ）	20,000ドル（約220万円）
準優勝	ChrisG（モンスターハンター モリガン）	7,500ドル
3位	RyanLV（モリガン 春麗）	2,500ドル
4位	Stealth（ゼロ ダンテ）
5位タイ	Richard Nguyen（飛竜 ダンテ）
5位タイ	Justin Wong（ノヴァ ウルトロン）
7位タイ	Flocker（ゼロ X）
7位タイ	Moise（ゴーストライダー ノヴァ）
9位タイ	Filipino Champ（ドルマムゥ ウルトロン）
9位タイ	Teemo（ドルマムゥ ノヴァ）
9位タイ	かずのこ（ドルマムゥ ウルトロン）
9位タイ	SackTap（アーサー キャプテンアメリカ）
13位タイ	Viscant（ノヴァ ハガー）
13位タイ	Kane BlueRiver（ハガー ダンテ）
13位タイ	Brian Kasugano（ガモーラ サノス）
13位タイ	Alioune（ドルマムゥ ダンテ）

参加者数：16名（出場資格者のみ） / トーナメント表：smash.gg / 録画：ツイッチ / 補足：キャラクターは一部のみ

歴代EVOマーベルVSカプコン部門優勝者と、2017年9月より各地で行われた予選の通過選手をあわせた16名が招待。ゲーム外で影響を及ぼす6種類のリアルインフィニティストーンを用いた変則トーナメントが行われました。尚、5日のバランス調整アップデート直後の日程だったため、バージョンはアップデート前のもの。詳しくはこちら。

決勝ではChrisG選手が相手のストーンを無効化するタイムストーン選択、Cloud805選手が使用無しにより、リアルインフィニティストーンによる影響は無く試合が実施。結果、優勝はパワーストーン大会から勝ち上がったCloud805選手となりました。

トロフィーは原作にも登場する、インフィニティストーンが埋め込まれた手袋「インフィニティ・ガントレット」がモチーフに。ちなみにストーンの部分は光るらしい。 ※参考：ウィキペディア

優勝が決まったシーン。最後は2体巻き込むコンボで一気にKOまで。