『スト5』カプコンプロツアー国内上位21選手がカプコン推薦で「プロライセンス選手」に。ももち選手は不在
カプコンが2日、『ストリートファイター5アーケードエディション』における“ジャパン・eスポーツ・プロライセンス選手(第1弾)”として21名の選手を発表しました。
スト5AE ジャパン・eスポーツ・プロライセンス選手(第1弾)
- あくあ/ACQUA
- 板橋ザンギエフ(DetonatioN Gaming)
- ウメハラ(Twitch、HyperX、Red Bull、Cygames)
- MOV(TeamGRAPHT)
- かずのこ(team:Godsgarden)
- ガチくん
- キチパーム(AtlasBear)
- GO1(CYCLOPS athlete gaming)
- sako(SZ HORI)
- だいこく(Wellplayed)
- 立川(DetonatioN Gaming)
- ときど(Echo Fox)
- どぐら(CYCLOPS athlete gaming)
- ネモ(Alienware)
- ハイタニ
- ふ~ど
- ボンちゃん(Red Bull)
- マゴ
- まちゃぼー(トラロックエンターテインメント)
- もけ(PONOS)
- ゆかどん
※五十音順。上記画像の上段左から。
これは2月より活動を開始した日本eスポーツ連合(以下、JeSU)が行うプロライセンス発行の一環。JeSUは公認大会の公認タイトルで優秀な成績をおさめた選手や、例外的にメーカー推薦の下で過去実績優秀者にプロライセンスを発行すると発表していました。
今回の発表は後者にあたる過去実績優秀者のメーカー推薦枠で、カプコンは「カプコンプロツアー2017の100位以内の日本人選手」を基準にしたことを明らかにしています。ポイントランキングはこちらから。
推薦の条件に一致する中では、唯一ももち選手がリストに含まれていません。ももち選手は以前よりこのプロライセンス制度について疑問を投げかける見解を表明していましたが、カプコンは「22名中21名が賛同してくれた」と明かしており、ももち選手側から断ったものとみられます。現時点で、ももち選手側から本件についてのメッセージは発信されていません。
尚、プロライセンスの発行は、国内では法律上難しい(場合がある)高額賞金大会の実現等を目的としているものです(詳しくはこちら)。カプコンも、プロライセンス保有者に対しては日本のカプコンから問題なく賞金提供を行うことができるようになる、としています。
このプロライセンス制度により、メーカー自らが今以上に問題なく賞金提供できるようになれば、ゲームの直接的な宣伝にもなる高額賞金大会がより多く開かれ、人類共通の“お金”でコミュニティ外からの注目を集めることもできそうです。
ただ、今回の推薦枠もそうですが、JeSUにはゲームメーカー側が大きく関わっていることが分かっています。スポーツと違い、ゲームはゲームメーカーがルールを作っており、ライセンスを通じてそのゲームメーカー側と一部の選手が強い繋がりを持つようになることが、多くのプレイヤーにとってどう映るのかは気になる所です。