カプコンプロツアーのルールが更新。条件付きだが、レバーレスコントローラーも正式に使用可能に
カプコンが21日、『ストリートファイター5』の大会群「カプコンプロツアー」のルールを更新、コントローラーに関するより詳細なルールを公開しました。
※2023/3/31:上下同時入力時のルール変更あり。詳しくはこちらから。
コントローラーに関するCPTルールを更新しました。
— ストリートファイターコミュニティ(公式) (@SF_Community) June 21, 2019
CAPCOM Pro Tour 2019公式大会ルールの
6.コントローラー利用概要が該当箇所になります。https://t.co/gEXUesB8TR#SFVAE https://t.co/vWe0bYOHSf
これはカプコンが、5月にアメリカで行われた大会・Combo Breakerにおいて、一部のコントローラーに対する使用不可を発表、コントローラーのルールについては検討を進めるとしていたもの。詳しくは前回記事参照。
今回発表されたルールは、大まかに言えば、「PS4パッドの能力を基準に、(レバーレスコントローラーを含む)自作コントローラーも使用可能」といった内容になっています。
自作コントローラーを使う上で、特に重要であろう点は以下の通り:
- 移動入力をボタンに割り当てることは可能。
- 左右方向を同時入力した場合は、「両方を維持」または「両方を不成立」とする必要がある。上下には例外あり。
- 攻撃入力は8個まで。「弱Pを2つ」等、同じ機能を持つ入力の複数設置は不可。
- 移動入力は4個まで。「上を2つ」等、同じ機能を持つ入力の複数設置は不可。
- 1つの入力による複合入力は、ゲーム内で設定できるパターンのみ可能(弱P+弱K・中P+中K・強P+強K・弱P+中P・弱K+中K・弱P+中P+強P・弱K+中K+強Kの7パターン)。
- (これは以前からですが)マクロやターボ(連打機能)等は禁止。
このほか、アナログスティックの存在やキーボードの使用に関して等の例外的なものも記載されているので、気になる方は公式サイト(ページ下部、6. コントローラー利用概要の部分)をご確認ください。尚、これらのルールは、「公平性が担保された範囲でのみ」とされているため、問題があった場合にはルールが変更になる可能性も十分にあります。
結果として、条件付きではあるものの、レバーレスコントローラーが正式に認められたと言えそうです。今回はストリートファイター5のカプコンプロツアーにおいてのみの話ではありますが、これをきっかけに他の大会でも議論・整備が進めば、レバーレスコントローラーが一般的になる日も近いかもしれません。
※6/23一部追記