『鉄拳7』鉄拳トパンガリーグは19歳の若手、Team Liquid所属・弦選手が優勝。賞金100万円を獲得
2020年6月13日(土)・14日(日)、『鉄拳7』大会「TOPANGA LEAGUE x TEKKEN7」本戦決勝リーグが行われ、Team Liquid所属・弦選手が優勝しました。
TOPANGAリーグはトッププレイヤーたちが、トーナメントとはまた異なる、長期戦で頂点を決めるイベント。これまで『ストリートファイター』シリーズのみで行われており、『鉄拳』は今回が初採用。
開幕は5月のオンライン予選。続いて、鉄拳トッププレイヤーたちからなる招待選手14名とオンライン予選通過選手2名、計16名による本戦A・Bリーグが実施。さらに本戦A・Bリーグの各上位3名、計6名が決勝リーグへ進出し、優勝を争いました。
新型コロナウイルス感染症の影響で、予選と本戦A・Bリーグはオンライン実施に。本戦決勝リーグのみオフラインで行われました。
オンライン予選からはあみーご仁、抹茶nエリザが勝ち上がり
オンライン予選には本戦残り2枠をかけて150名近いプレイヤーが参戦。オンライン予選第1部は、ルーザーズからの逆転で、あみーご仁が通過。
続くオンライン予選第2部は、抹茶nと渡辺のエリザ同キャラ対決を制して、抹茶nエリザが勝ち上がり。
テレワーク形式の本戦A・Bリーグ
本戦A・Bリーグもオンラインとなってしまったが、カメラ映像で各選手の様子も放送。背景含め、映像は選手それぞれの個性も際立っていた。
ニュートラルで構えるペコス
本戦Bリーグ・Day2「ノロマ vs ペコス」より。ペコスカタリーナが、じっとニュートラルで待ち、思い出したかのように技を放つ、奇抜な立ち回りを見せる。試合もペコスが3-0で勝利し、ペコスはDay1の4敗から待望の1勝目を挙げた。
ペコスは試合後この戦い方について、意図したものであったこと、同期切れとも捉えられることについては配慮不足だったとツイートしている。※参考:ペコス選手ツイッター
キャラクターの偏りはほぼ無し
本戦決勝リーグで使用されたキャラクターはサブキャラクターを含め、シャヒーン、ファーカムラム、アリサ、ギース、豪鬼、ジュリア、スティーブ、ポール、ブライアン、一美、リロイ、ノクティス、ジャック7で、それぞれ選手重複無し。EVO Japan 2020ではリロイ旋風が巻き起こったが、日が経ち、調整が重ねられたことも影響してか、決勝リーグへ勝ち上がったリロイはじょうたろうのみだった。
弦・チクリン、九州勢対決
本戦決勝リーグ・Day2「チクリン vs 弦」より。先日NHKでも特集が放送された現・鉄拳ワールドツアー王者のチクリンに対し、同じ九州勢としてその背中を追う弦。6-3で弦がリーチをかけた所から、チクリンが3連勝でデュースに持ち込み、今回最長の18試合という接戦に。試合は弦が制した。
無敗同士の優勝決定戦「AO vs 弦」
最終試合は、新キャラクターのファーカムラムで凄まじい仕上がりを見せるAOと、特にTeam Liquid加入から目覚ましい活躍を見せている弦。A・Bリーグをそれぞれ1位通過、この決勝リーグも無敗同士で、シンプルに勝った方が優勝という直接対決に。
ちなみに、「AO vs 弦」はEVO 2014・鉄拳TT2のTop8という舞台でも行われていた組み合わせ。EVO 2014での直接対決はウィナーズセミはAO、ルーザーズファイナルは弦が勝利している(EVO 2014の結果は1位・JDCR、2位・弦、3位・AO)。
AOは開幕、以前メインキャラクターとしていたアリサを選択。初戦こそ勝利したが、1-3となった時点でファーカムラムへ戻す。
ディフェンシブなスタイルを特徴とするAO。無限ステージを選択、横移動で技をすかしての反撃も度々見られた。
ここぞというレイジアーツを通す弦。大胆さ、読みの鋭さが窺える。
デュースの末、8-6で弦が勝利し、TOPANGA LEAGUE x TEKKEN7優勝を決めた。
優勝した弦。弦は幼い頃から“弦キッズ”の名で知られる、現在19歳の若手選手。これからの活躍も大いに期待される。
次回開催も?
大会終了後、次回開催への前向きなコメントもあったため、引き続き注目したい。
(番外編)どぐら vs ときど 10先
決勝リーグ翌日、放送にもゲスト出演していたどぐら、ときどによる鉄拳7での10先が行われた。主に2Dで活躍している両名だが、最近は鉄拳7のやり込みも見せていた。結果は10-5でどぐらファーカムラムが勝利。録画はこちら。
TOPANGA LEAGUE x TEKKEN7 結果
順位 | 選手 | 補足 |
---|---|---|
優勝 | 弦(シャヒーン) | B1位、決勝1位 |
準優勝 | AO(ファーカムラム/アリサ) | A1位、決勝2位 |
3位 | チクリン(ギース/豪鬼) | A2位、決勝3位 |
4位 | Rangchu(ジュリア) | A3位、決勝4位 |
5位 | タケ。(スティーブ/ポール/ブライアン/一美) | B2位、決勝5位 |
6位 | じょうたろう。(リロイ/ノクティス/ジャック7) | B3位、決勝6位 |
7位タイ | ユウ(フェン/ファーカムラム) | A4位 |
7位タイ | ノロマ(スティーブ/ドラグノフ/リロイ) | B4位 |
9位タイ | 抹茶n(エリザ) | A5位 |
9位タイ | ダブル(ロウ) | B5位 |
11位タイ | 加齢(巌竜/一美) | A6位 |
11位タイ | ノビ(スティーブ/ドラグノフ) | B6位 |
13位タイ | あみーご(仁/豪鬼) | A7位 |
13位タイ | ちりちり(ミゲル/シャヒーン) | B7位 |
15位タイ | 用心BΩY(ギガース/マードック) | A8位 |
15位タイ | ペコス(ファーカムラム/ギース/カタリーナ) | B8位 |
参加者数:16名(招待14、予選通過2) / 録画:オープンレック
#TOPANGA LEAGUE× #TEKKEN7
— Team Liquid|GEN (弦) (@gen0202) June 14, 2020
優勝できましたー
予選から苦しい試合ばかりだったけど、気持ちだけは強く持ってました。
日々たくさんの方に練習に付き合ってもらってた事に感謝します。
これからも変わらず練習頑張ります!ありがとうございました#LETSGOLIQUID pic.twitter.com/EbJlBBPVXC
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細かいスコア、大会概要等はメモページにて。大会メモからできごと部分を分けるお試し中です。