「獣道IV」結果。こたか商店vsユウベガ、怒首領蜂、テトリス、カワノvsときど、全4戦
2021年12月30日(木)に開催予定の格闘ゲームイベント「獣道IV(獣道4/けものみち4)」のメモです。
※12/30・1/6更新:結果を更新。できごと追記。
獣道はウメハラこと梅原大吾選手が、自身が観たいと思う試合を実現するイベント。2017年に行われた因縁の対決『スーパーストリートファイター2X』「オゴウ vs クラハシ」をきっかけにスタート。試合は基本的に勝ち負けのはっきり付く長期戦で行われ、多くの注目の中、絶対に負けられない戦いが繰り広げられます。
第4回となる獣道IVは、格闘『スーパーストリートファイター2X』、シューティング『怒首領蜂 大往生』、パズル『ぷよぷよテトリス(テトリス)』、格闘『ストリートファイター5』の全4カード。当初は2020年4月に予定されていましたが、新型コロナの影響で延期となっていました(延期前はカード未発表で、そこから変更があったかは不明)。
予告動画でウメハラ選手は、「獣道は恒例の大会ではない。俺が見たいと思わないとやらないから」、「今回たまたま見たいカードが増えて、4つ」、「いいメンバーが集まったと思う」などと語っています。動画最後では、「次は無いよ、負けたら終わり」と、獣道というイベントを象徴するような言葉も。
放送は2021年12月30日(木)、ツイッチにて予定。
※前日放送より、詳細は確認できていないが、少なくともスパ2Xは10先ではなく、4先を1セットとした3セット先取、デュースありになる模様。
配信先・日程
獣道IV 結果
第1試合:『スーパーストリートファイター2X』こたか商店。(ガイル) vs ユウベガ(ベガ)
プレイヤー | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 結果 |
---|---|---|---|---|---|---|
× こたか商店。 | 3 | 4 | 4 | 3 | 1 | 2 |
○ ユウベガ | 4 | 3 | 0 | 4 | 4 | 3 |
録画:ツイッチ / 補足:4ゲーム先取を1セットとした3セット先取勝負。最終5セット目のみデュースあり(最大10ゲーム先取)
セット数「3 - 2」で、ユウベガ選手が勝利。
セット詳細:
・第1セット
こ:×○××○○×
ユ:○×○○××○
・第2セット
こ:×○×○○×○
ユ:○×○××○×
・第3セット
こ:○○○○
ユ:××××
・第4セット
こ:○×○××○×
ユ:×○×○○×○
・第5セット
こ:×××○×
ユ:○○○×○
第2試合:『怒首領蜂 大往生』fufufu vs SPS
プレイヤー | 結果 |
---|---|
× fufufu | 1,476,823,420 |
○ SPS | 1,513,849,320 |
録画:ツイッチ / 補足:並走スコア対決
両選手ゲームクリア、スコア「1,513,849,320 - 1,476,823,420」でSPS選手が勝利。
第3試合:『ぷよぷよテトリス(テトリス)』あめみやたいよう vs kazu
プレイヤー | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 結果 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
○ kazu | 3 | 3 | 3 | 0 | 1 | 3 | 3 | 3 | 3 | 7 | ||||
× あめみやたいよう | 0 | 2 | 1 | 3 | 3 | 0 | 2 | 1 | 0 | 2 |
録画:ツイッチ / 補足:3ゲーム先取を1セットとした7セット先取勝負
セット数「7 - 2」で、kazu選手が勝利。
セット詳細:
・第1セット
ka:○○○
あ:×××
・第2セット
ka:×○×○○
あ:○×○××
・第3セット
ka:○×○○
あ:×○××
・第4セット
ka:×××
あ:○○○
・第5セット
ka:○×××
あ:×○○○
・第6セット
ka:○○○
あ:×××
・第7セット
ka:○×○×○
あ:×○×○×
・第8セット
ka:×○○○
あ:○×××
・第9セット
ka:○○○
あ:×××
第4試合:『ストリートファイター5』カワノ vs ときど
プレイヤー | 1 | 2 | 3 | 結果 |
---|---|---|---|---|
○ ときど | 4 | 4 | 2 | |
× カワノ | 2 | 2 | 0 |
録画:ツイッチ / 補足:4ゲーム先取を1セットとした2セット先取勝負。最終3セット目のみデュースあり(最大10ゲーム先取)
セット数「2 - 0」で、ときど選手が勝利。
セット詳細:
・第1セット
と:×○×○○○
カ:○×○×××
・第2セット
と:○○×○×○
カ:××○×○×
あっちーよ
— 梅原大吾 (@daigothebeastJP) December 30, 2021
獣道熱すぎた。
無意味な勝負って最高だな。
やっぱりゲームっていいもんじゃんよ。
俺は気まぐれだからな、負けたやつらも腕は磨いとけよ。
おつかれっした
みなさんのお陰で、合計2,810,4000ビッツ=28,104米ドルが集まりました。
— 梅原大吾 (@daigothebeastJP) December 31, 2021
目標達成どころか、目標の280%という凄まじい結果です。
全額が出場選手に配布されます。
獣道4を視聴してくださったみなさん、そして寄付してくださったみなさん、
本当にありがとうございました。#獣道4 pic.twitter.com/tbVI9AwOM6
大会経過
できごと(1/6追記)
イベントオープニング(10分辺り)より。進行・アールと、主催・ウメハラ。会場は完全無観客で実施。獣道4は一度延期もあり、1年9か月ぶりでの開催に。ウメハラは「過去いち開催に時間がかかったので、そういう意味では苦労した分、思い入れのあるタイトルばかり」と語った。
第1試合・スーパーストリートファイター2X「こたか商店。(ガイル) vs ユウベガ(ベガ)」、第3セット(1時間1分辺り)より。ここまで接戦で来ていたが、お互いのダメージ源となる めくり飛びが通り始め、場が動き出す。この第3セットは こたか商店がストレートで勝利し、セット数2-1でリーチをかけた。
同第4セット(1時間18分辺り)より。こたか商店が、このラウンドに勝てば試合勝利という場面で、ユウベガをスタンさせることに成功。コンボで決着と思われたが、ここで こたか商店ガイルにまさかのコンボミス、そのままユウベガに逆転を許してしまう。
同第5セット(1時間29分辺り)より。続く最終セットはユウベガの流れに。最後はユウベガのめくり飛びが通り、結果セット数3-2で、獣道第1ゲームはユウベガの逆転勝利となった。
同試合後インタビュー(1時間29分辺り)より。これまで唯一の獣道レギュラー出場、そして4戦目にして初めての敗北を喫した こたか商店。「悔しいじゃ済まされない。スト2の未来がかかっていた」と言葉少なく語った。2018年の獣道1から約4年間にわたる活躍で、多くのものを背負い戦って来ただけに、この負け方は悔やんでも悔やみきれないだろう。
同試合後インタビュー(1時間31分辺り)より。勝利したユウベガ。「兄ケン、イトー君、そしてクラハシ、かたきは取りました。我々スト2第1世代がまだまだ最前線であるということを、ここで証明できたかなと思っております」と、ベテランを代表しての勝利を喜ぶと、敗北にうなだれる こたか商店に対しても、「いつでも、こたか君、挑戦は受けますので。私は死ぬまでスト2やりますから、いつでも来てください」と言葉をかけ、“30年プレイヤー”としての器を見せた。
第2試合・怒首領蜂 大往生「fufufu vs SPS」(2時間31分辺り)より。右側の画面、SPSが、激しい弾幕の中、上下の敵キャラクターを同時に攻撃してコンボカウントを稼ぐ「ケツ炙り」を行う。その名称も印象的だったテクニック。
同ラスボス・緋蜂戦(2時間55分辺り)より。ほぼ同時にラスボス・緋蜂戦へ突入し、両名とも見事ゲームクリアに成功。スコア勝負で、SPSの勝利となった。二人とも1周目にミスもあったようだが、やり直しルールは使用せず。試合後、その理由として、「やり直しルールは“温情”であり、使うことは考えていなかった」とfufufu。SPSも「よほどのことがなければ、通しでやると決めていた」と、両選手とも一発勝負を前提に臨んでいたことを明かした。
第3試合・ぷよぷよテトリス「あめみやたいよう vs kazu」、第2セット(4時間5分辺り)より。目で追えないほどの超スピードの展開から、突然の静寂。両選手、先に相手の攻撃を受けたいがために、相手の消しを待っている状態。
同第9セット(4時間49分辺り)より。kazuは7先にリーチのかかった試合、あえてなのか、あめみやたいようの得意とするDTRENと呼ばれる組み方を使い、試合を決めてみせた。
同試合後インタビュー(4時間50分辺り)より。言葉に詰まりながら、「これから引っ張って行って欲しい」と語ったあめみやたいように、kazuも、表情は見えないが、その勝ち方から想像したものとは異なる感極まった様子で、「今までの努力が報われて良かった」とコメントを残した。
第4試合・ストリートファイター5「カワノ(コーリン) vs ときど(ユリアン)」、第1セット(5時間44分辺り)より。画面端に追い込むと、EXパラベラムでの垂直狩りをみせるカワノコーリン。SFLでも目立っていた、メタリックスフィアへ見てからジャンプという反応もみせていた。
同第2セット(6時間13分辺り)より。時間も使い切る落ち着いたプレイで、試合をリードするときど。この場面では、カワノの遅らせ攻撃を読み切ったか、EXチャリオットタックルをガードされてのしゃがみ中P、という大胆な暴れを通す。
同試合決着(6時間27分辺り)より。試合は、ときどが大きく崩れること無く2セット連取で決着。試合後インタビューでは、「まだ勝てないみたいです。がんばります」と消え入るような声で語ったカワノに対し、ときどは「リベンジお待ちしています」と力強く一言。事前のPVやストーリー記事の内容通り、“まだ早い”と言わんばかりだった。ただ、敗れはしたが、カワノがこの舞台に上がれるほどの実績を作ったのも事実。これを乗り越えてよりベテランを脅かす存在になってもらいたい。
対戦組み合わせ
第1のカード:『スーパーストリートファイター2X』こたか商店。(ガイル) vs ユウベガ(ベガ)
『スーパーストリートファイター2X』において、獣道3戦3勝“ミスター獣道”こと こたか商店ガイルと、ベガ使いのトッププレイヤー・ユウベガの一戦。こたか商店はここまで、兄ケン、イトーディージェイ、クラハシリュウを破り、別イベントではあるが、先日ふじもんディージェイにも10-9という僅差で勝利している。
第2のカード:『怒首領蜂 大往生』fufufu vs SPS ※並走スコア対決
前回獣道IIIの『バトルガレッガ』に続き、新たな超難易度シューティングゲーム『怒首領蜂 大往生』が登場。今回はfufufuとSPSのトップシューター二人が並走で対決する。
小ネタだが、格ゲー大会としても有名なフランスのゲームイベント・スタンフェストにて、2014年にSPS選手、2018年にfufufu選手がそれぞれシューターとして参加していた。
第3のカード:『ぷよぷよテトリス(テトリス)』あめみやたいよう vs kazu
こちらも格闘ゲームではないパズルゲームの『ぷよぷよテトリス』でのテトリス対決。ジャンルを越えてその名が知られる所だろう あめみやたいようと、その あめみやたいようの2年10か月という無敗記録を止めたkazuの対決。kazuはまだ学生ということもあり、顔出し無しでの参加に。
第4のカード:『ストリートファイター5』カワノ vs ときど
ここ最近の『ストリートファイター5』大会シーンにおいて、第3期TOPANGAチャンピオンシップ優勝、EVO 2021 Onlineアジア東地域優勝と、若手という枠に収まらない活躍をみせるカワノ。そのカワノが、第1期TOPANGAチャンピオンシップでは0-7を付けられ、優勝した第3期TOPANGAチャンピオンシップでも決勝で唯一負けている ときどへ挑戦する。尚、獣道弐で一度敗れた ときどの獣道再参加については特例と説明されている。
大会概要
日程
2021年12月30日(木)
会場
未確認
イベント関係者(一部)
- 主催:ウメハラ
観戦ガイド・選手情報リンク
・2020年3月 獣道III
スト2X:こたか商店 vs クラハシ
バトルガレッガ:T³-神威
スト5:パンク vs インフェクシャス
・2018年3月 獣道弐
スト2X:こたか商店 vs イトー
鉄拳7FR:たぬかな vs ゆうゆう
スト5:ウメハラ vs ときど
・2018年1月 獣道
スト2X:こたか商店 vs 兄ケン
GGXrdR2:まちゃぼー vs 小川
ストIII3rd:弟子犬 vs ヌキ
・2017年9月 三つ巴戦
スト2X:クラハシ vs オゴウ vs ウメハラ
PV・告知等
怒首領蜂大往生 追加映像
ぷよぷよテトリス 追加映像
スト5 追加映像
おまたせしました。
— 梅原大吾 (@daigothebeastJP) December 1, 2021
やりますhttps://t.co/txpEUM7Pzr
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