『鉄拳7』鉄拳ワールドツアー2019 概要
『鉄拳7』で行われる「鉄拳ワールドツアー2019(Tekken World Tour 2019/TWT2019)」について、発表された内容をまとめたものです。
鉄拳ワールドツアーは一年を通して開催されるポイント制の大会群の総称。プレイヤーは世界各地で開かれる鉄拳ワールドツアー認定の大会にて結果を残し、年末に開催される世界決勝大会「鉄拳ワールドツアーファイナル(Tekken World Tour Finals)」(以下、ファイナル)出場を目指します。
本年度の鉄拳ワールドツアー2019は、4月のフランス・THE MIXUPより開幕。ファイナルは年末にタイ・バンコクで開催。ファイナルに出場できるのは、最終的なグローバルポイント順位表の上位19名と最終予選優勝者の全部で20名のみ。
昨年からの大きな違いは、ファイナル会場がオランダからタイ・バンコクに、ファイナルの賞金増額、ユーザーが申請できるDOJO(道場)大会の追加、合計ポイントの計算方法の変更、など。
※鉄拳ワールドツアー2019関連サイト内リンク: 関連記事 / 日程・結果 / 概要
大会経過
大会概要
日程
2019年4月20日~年末まで ※大会スケジュールは別途こちらに掲載しました。
大会種目
鉄拳7
鉄拳ワールドツアーファイナル出場枠
- グローバルポイント順位上位選手枠:19枠
- 最終予選優勝者枠:1枠
合計20枠。
イベント種別
マスター
鉄拳ワールドツアーの中でもポイントの高い大会。
マスター+
EVO 2019のみに指定された、特別にポイントの高いマスター大会。
チャレンジャー
マスターに続いてポイントの高い大会。
DOJO(道場)
道場はTWT側から指定した大会ではなく、大会主催者が申請することで開くことができるTWT大会。ポイントは参加人数によって4段階。申請はsmash.ggを使って行われる。詳しくはこちら(PDF)。
最終予選
ファイナル現地で行われる最後の1枠をかけた大会。ルールページによれば、最終的な順位表において、上位19位に入れなかった20位から275位の256名が参加可能(繰り下がりあり)。
※8/26追記:制限が無くなり、基本的にはオープントーナメントに。
ファイナル
シーズン最後に行われる世界決勝大会。最終的なグローバルポイント順位表の上位19名と最終予選優勝者1名の計20名のみが出場できる。今年はタイ・バンコクで開催。
ポイント順位表種別
グローバルポイント順位表
今年は世界共通のグローバルポイント順位表のみ。最終的なグローバールポイント順位上位選手は世界決勝大会へ出場できる。
ポイント配分
各大会で入賞し、順位に応じて得られるポイントは以下の通り:
順位 | マスター+ | マスター | チャレンジャー | 道場96+ | 道場64+ | 道場32+ | 道場16+ | (x人数) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 | 550 | 300 | 150 | 100 | 70 | 45 | 25 | 1 |
2位 | 400 | 220 | 100 | 70 | 45 | 25 | 10 | 1 |
3位 | 300 | 150 | 70 | 45 | 25 | 10 | 5 | 1 |
4位 | 220 | 100 | 45 | 25 | 10 | 5 | 1 | 1 |
5位タイ | 150 | 70 | 25 | 10 | 5 | 1 | 2 | |
7位タイ | 100 | 45 | 10 | 5 | 1 | 2 | ||
9位タイ | 70 | 25 | 5 | 1 | 4 | |||
13位タイ | 45 | 10 | 1 | 4 | ||||
17位タイ | 25 | 5 | 8 | |||||
25位タイ | 10 | 1 | 8 | |||||
33位タイ | 5 | 16 | ||||||
49位タイ | 1 | 16 | ||||||
人数分合計 | 2806 | 1188 | 459 | 274 | 162 | 87 | 41 |
マスターとチャレンジャーのポイントは昨年同様。マスター+と道場は今年から。道場イベントは参加者数により付与ポイントが変動する。
合計ポイントの計算方法
今年のポイントは単純な合計ではなく、マスターイベント(+含む)の上位3結果、チャレンジャーイベントの上位3結果、道場イベントの上位4結果、の最大10結果の合計値となる。
例えば画像の場合、マスターグループの4番目の150pt、チャレンジャーグループの4番目の45ptはポイントとしては無視される。また、この画像のようにEVOとマスターx2、チャレンジャーx3、道場96+x4で優勝した場合、これ以上ポイントの変動が無くなる(=パーフェクトシーズン)。特にEVO(マスター+)優勝を含む場合、最大値のちょうど2000ポイントとなる計算。
賞金・賞品
賞金額内訳
各大会で入賞し、順位に応じて得られる賞金額は以下の通り:
順位 | ファイナル | 対前年差 | マスター | 対前年差 | チャレンジャー | 対前年差 | (x人数) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 | 75,000 | +67,500 | 2,500 | 0 | 500 | 0 | 1 |
2位 | 50,000 | +45,500 | 1,250 | 0 | 250 | 0 | 1 |
3位 | 37,500 | +34,500 | 750 | 0 | 150 | 0 | 1 |
4位 | 25,000 | +23,000 | 500 | 0 | 100 | 0 | 1 |
5位タイ | 12,500 | +11,250 | 2 | ||||
7位タイ | 6,250 | +5,500 | 2 | ||||
9位タイ | 3,125 | +2,625 | 4 | ||||
13位タイ | 1,875 | +1,575 | 4 | ||||
17位タイ | 1,250 | +1,050 | 4 | ||||
人数分合計 | 250,000 | +225,000 | 5,000 | 0 | 1,000 | 0 | 20 |
単位はドル。マスター+もマスター同様。ファイナルだけで見れば、昨年(2年目)の約4倍、これまで最も多かった1年目の約2倍となる大幅アップ。ファイナルの賞金総額は約1000万円、優勝で約300万円。
※5/28追記:ASTRO Gamingにより総額10万ドル(約1100万円)の追加あり。内容を更新しました。
※8/26追記:公式サイトのルールページからASTRO Gaming追加分の記述が消え、賞金額が元の総額10万ドルに戻っているため、再度更新しました。詳細が見当たらないため、公式サイトの更新ミスの可能性も。
※12/9追記:最終的にファイナルの賞金総額は当初より15万ドル追加の25万ドル、優勝賞金は7万5千ドルになった。※参考:ツイッター(25万ドル)、ルールページ(内訳)
PV・告知等
観戦ガイド・選手情報リンク
大会スケジュール
関連URL
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特に道場はどう使われて行くのか楽しみです。SNKも行っていますが、草の根大会であってもメーカーが公認大会として一定の格を上げるというのは格闘ゲームでの新しい流れなのかもしれません。たくさん申請された場合、メーカー側のイベント管理・把握が大変そうではありますが。