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2014年4月20日
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ウル4特集50ページ以上『アルカディア 対戦格闘ゲームREMIX』を読んだ感想など

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 4月18日、『ウルトラストリートファイター4』稼働に合わせてエンターブレインより格ゲー特集ムック『アルカディア 対戦格闘ゲームREMIX』が発売された。今回手に入れることができたので、ざっくり読んだ感想など。価格は 1,287円+税。ちなみに近所の本屋に聞いて回って3件目でようやく巡り会えたので、発行部数はあまり多くないのかもしれない。

 アルカディアと言えば『ゲーメスト』から長く格闘ゲームファンにとって無くてはならない存在として親しまれてきたが、時代の流れか、闘劇の終幕や隔月刊化など、ここ最近は格ゲーファンにとって少し寂しい話を聞くことが多かった。そのアルカディアから久しぶりに“格闘ゲーム”のムック発売となったもの。

ウル4特集について

 50ページを超えるウル4攻略がこのムック最大のウリ。恐らく皆が一番気になっている「レッドセービング」や「ディレイスタンディング」といった新システム関連が計 4ページにわたり、スクリーンショットや使用例を挙げて解説されている。まだ稼働したばかりなので特に新システムの使用例はプレイヤーにとってありがたい情報だろう。個人的にもなるほどと思わせられるような使い方も書かれていた。

 今回使用可能になった「ロレント」「ポイズン」「エレナ」「ヒューゴー」の4キャラは「主要技」「基本・応用戦術」、「基本コンボ」などが各キャラ2ページずつ大きめに紹介。既存のキャラクターについては、1キャラあたりページの半分ぐらいだが、全キャラクターについて変更点一覧と、一覧だけでは読み取れないような内容も紹介されている

 そのほか、プロゲーマーや有名プレイヤーによる注目キャラクターや、ウメハラコラムなど、格ゲー上級者視点でウル4はどうなのか知ることもできる。また、シリーズ初心者向けには基本操作や対戦のセオリー、中級者向けには一歩進んだ読み合いテクニックも掲載。

 欠点を挙げるとすれば、以前同エンターブレインから発売されていたスパ4専門のムックに比べ、フレームデータが掲載されていないことや、攻略情報もシステムやキャラクター別についてやや物足りなく、同じつもりで買うと失敗することになるだろう。

 それでもウル4でスタートダッシュをしたいという人や、キャラ選びで迷っているという人には間違いない一冊だ。

そのほか

 ブレイブルーCPは全部で10ページほどの特集。Ver1.10で追加された「テルミ」「カグラ」「ココノエ」がそれぞれ1ページずつ+αでキャラクター紹介と立ち回り方、コンボなどが掲載。他のキャラクターも変更点を中心に各4分の1ページほどで紹介。

 ギルティギアXrdは、初心者向けのアドバイスや、重要なシステム、新たにプレイアブルキャラクターとなった「ラムレザル」の攻略記事などが掲載されている。その他のキャラクター別記事は「ファウスト」「カイ」「ザトー」に限られているので少し気になった。“伝説のエディ使い”小川氏のインタビュー&ザトー攻略が2ページ+αにわたり掲載。

 若干ページ数は少なめだが、P4U2、電撃文庫ファイティングクライマックスの攻略記事も。

 ムック最後部にはギルティギアXrdやブレイブルーCP、鉄拳TAG2Uなどをはじめとした現行の 14タイトルもの格闘ゲームについて、強さをS・A・B・Cなどの段階に分類したキャラクターランキングが掲載されている。「このゲームではこのキャラクターが強い」といった情報は、いちプレイヤーとしても非常に興味深い内容だったのでお勧めポイントとして挙げておきたい

最後に

 上でも書いたが、ウル4ではスタートダッシュをしたいという人には“買い”の一冊。ウル4以外が目当ての人には少々値段が高く感じられるかもしれないが、「闘劇」や「アルカディア」に思い入れのある人はこのメッセージを見れば間違いなく買いだろうと思う。

 あと個人的にはプロゲーマーが所属ごとに特集されていたことが、とても新鮮で印象的だった。色々難しいとは思うが、こういった新しい流れも含めて、またアルカディアのような紙媒体のメディアでも格闘ゲームが盛り上がって欲しいと願うばかり。

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アルカディア 対戦格闘ゲームREMIX | 書籍・ムック | ゲーム関連 | ARCADIA EXTRA | エンターブレイン
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