スト5・杉山P「eスポーツ的な観点で言うと、ひとり2~3キャラを使ってほしいという思いもあります」
カプコンより2016年2月18日(木)発売予定のストリートファイター最新作『ストリートファイターV』。本作のプロデューサーカプコン・杉山晃一氏へのインタビュー記事がファミ通.comにて1月5日付けで掲載されています。
以下、記事より気になる箇所の抜粋:
新キャラクター「ファン」のバトルスタイルについて
リーチが長くて嫌らしい闘いかたができるキャラクターです。
(中略)
人を食ったような動きをしますし、 声を当てていただいた千葉繁さんの演技も手伝って、 相当相手の心を揺さぶることができるキャラクターだと思います(笑)。
(中略)
リーチがあるので離れた位置からチクチク攻撃して、Vトリガーを発動したら近づく形になると思います。 移動技もあるので、 放物線を描く飛び道具などと絡めてラッシュをかけることもできます。離れて闘うか、 近づいて闘うのか、 その攻守の切り換えがポイントになるでしょうね。
リーチや飛び道具を生かした戦い方が可能。プレイヤーには嫌われそう?
ストーリーについて
今回はストーリーにも力を入れていきます。時代設定をしっかりさせますし、「こうだったんだ!」という感じに過去作とのつながりや人間関係なども見せていきたいと考えています。たとえば、『ストZERO』シリーズはいままでパラレルワールド的な印象があったと思いますので、そのあたりもはっきりさせていこうかと。
本作はストーリーにも注力。ストゼロ以来の復活となるキャラが多いのは注目ポイントになりそうです
追加キャラクターリリースタイミングについて
リリースのタイミングはまだ開発内で協議中ですが、不公平のないようにリリースのタイミングは事前に告知しておく形になると思います。
アレックス、ガイル、バイソン、いぶき、ジュリ、ユリアンが発売後1年間でリリース予定。新キャラクターへの需要と、カプコンプロツアーなど大会への影響のバランスを取るのは大変そうです
使用するキャラクターについて
イースポーツ的な観点で言うと、ひとりのプレイヤーに2~3キャラを使ってほしいという思いもあります。相手のキャラクターに有利なキャラクターを選ぶというより、人ですよね。あのプレイヤーにはこのタイプのキャラクターが有効かもしれないと言った感じで人対人の読み合いの中に、キャラクター選択という要素も入ってくればと思っています。ゲーム自体はシンプルなので、比較的複数キャラを使いやすくしてありますし。
キャラクター選びも読み合いに。Vスキルなどキャラクターの個性が押し出されている分、スト4より相性も重要になってくるかもしれません ※1/8加筆
スト5はどのようなゲームに
とりあえずパッと触って遊べるようにというのが基本にあります。(スト3のブロッキングやスト4の起き攻めの知識といった)ハードルを下げようと。それでうまい人との差は細かい部分でつくように。
(中略)
『ストV』はあらゆる場面で状況判断が重要になってくると思います。その判断力の差で、うまい人とそうでない人の差が開けると思います。
同時押しで出せるVスキルなど、誰でも入りやすく設計され、一方でプレイヤーには状況判断力が問われる仕組みに
スト5の展望
すべてのご意見に目を通して、より遊びやすく、かつイースポーツとして競技的に見てもユーザーの皆様が納得できるゲームに仕上げていきたいと考えています。また、本作は発売後も新キャラクターが追加されるなど進化を続けていきますので、 継続的にご指導いただければと思います。
スト5はeスポーツを意識したゲームに。発売後も進化が続いていくことを約束
『ストV』のテーマは“リセット”。過去シリーズで挫折してしまった人に戻ってきてもらえるように、 そして若い世代、 新しい層を取り込みたいという意味で、まったく新しいゲームとして作っています。 また、 対戦だけではなく、 ひとりプレイなどでも満足が得られるような作りになっていますので、格闘ゲームは難しいという意識もリセットして、まずは一度触ってみてください
過去のシリーズ経験者や新たなプレイヤー層の取り込みも
ストリートファイターV
- 対応機種
-
PS4/PC
- 発売日
-
2016年2月18日予定
- 価格
-
PS4通常版(ディスク版) 7,990円+税
PS4通常版(ダウンロード版) 7,398円+税
PS4 HOT!パッケージ版 8,990円+税
PS4 イーカプコン限定版 Valuable Edition 11,990円+税
PS4 イーカプコン限定版 Volcanic Edition 12,990円+税
PCダウンロード版 7,398円+税 - メーカー
-
カプコン
- 公式サイト
一人用で遊んでも楽しいというのが、皆が格闘ゲームというジャンルに慣れてしまっている今こそ大切な気がするので、個人的には「ひとりプレイなどでも満足が得られるような作り」という発言が興味深く楽しみです。