『スト6』マゴ、アール両名の不適切発言に対し、カプコンが再発防止徹底を申し入れ
カプコンが2023年7月6日、『ストリートファイター6』公式リーグ戦「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2023」に関連し、魚群所属のマゴ選手と、実況を務めるアール氏のそれぞれの不適切発言について、再発防止に向けた取組みの徹底を申し入れたことを、続けざまに発表しました。
「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2023」は、まもなく7月7日より開幕する『ストリートファイター6』の公式リーグ戦。招待制のチーム戦で、ストリートファイターのトップ選手たち4名のメンバーで構成された全9チーム、計36名が出場します。
今回、ストリートファイターリーグにも魚群チーム選手として参加予定のマゴ選手、同じく実況として出演予定のアール氏の両名について、それぞれ全く別件ながら、障害や障害者に対する差別的な発言がSNS等で取り沙汰されており、カプコンもそれに対応を示した形。
カプコンは、マゴ選手の所属する魚群と、アール氏に対し、再発防止に向けた取組みの徹底を申し入れたことを明らかにしています。アール氏については、ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2023の開幕戦への出演も取りやめとなった模様。
ストリートファイターリーグの戒告処分は、5月にも、じゃじい選手の過去の不適切発言投稿に対して所属する広島 TEAM iXAへ戒告処分が行われています。ただ、今回は、両名とも格闘ゲームプレイヤーのお手本にもなるべき大ベテランたち、アール氏に至ってはストリートファイター6のゲーム内の自動実況機能として登場する人物ということで、格闘ゲームコミュニティへの衝撃もより大きなものとなっています。
『ストリートファイター6』発売から1か月が経ち、「モダン」タイプ操作や一人用大型モード「ワールドツアー」の導入をはじめとする作品への一定の評価、ストリーマーなど新たな層も巻き込んだ盛り上がりも見られ、本日も販売本数200万本突破が発表されたばかり、と良い流れが続く中の残念なニュースとなってしまいました。
ゲームセンターという物理的にも大きくは無いコミュニティの中であれば許されていたことが、現代のネット社会では通用しない、ということもたくさんあるはず。そして、ゲームセンター時代を経験していない若い選手たちの参加・活躍も増えてきており、長くコミュニティに属しているプレイヤーこそ、今一度認識を改める時が来ているのかもしれません。
告知等
ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2023
— CAPCOM eSports (@CAPCOM_eSports) July 6, 2023
魚群への戒告処分について
SFリーグ運営チームは、魚群より、マゴ選手へ戒告処分を行った旨の事実確認を行いました。
運営チームから魚群へ、再発防止に向けた選手指導の取組みの徹底を申し入れました。
ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2023
— CAPCOM eSports (@CAPCOM_eSports) July 6, 2023
アール氏の過去の不適切な表現の発言について
SFリーグ運営チームは、実況を務めるアール氏へ過去の番組配信内において不適切な表現の発言があった旨の事実確認を行いました。
運営チームからアール氏へは再発防止に向けた取組みの徹底を申し入れました。
プロゲーミングチーム魚群 所属選手の不適切発言に関しまして pic.twitter.com/WXjU02quqd
— TOPANGA (@topangajapan) July 6, 2023
この度、私の不適切な発言により不快な思いをさせてしまったことを深くお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした。
— アール/Aru (@papatiwawa) July 6, 2023
言葉を扱う者として、深く反省して邁進してまいります。
不快にさせてしまった方々、ご心配をかけてしまった方々、申し訳ございませんでした。以後プロゲーマーとしての意識を高め、気をつけて活動していきます。 https://t.co/QhiVVZhZrd
— マゴ (@magotto3) July 6, 2023