NHKラジオ「すっぴん!」プロゲーマー・梅原大吾選手出演回の録音と要約
2014年4月28日、NHKラジオ第1にて放送された『すっぴん!』の「すっぴん!インタビュー」のコーナーに、プロゲーマー・梅原大吾選手がゲスト出演、そのアーカイブがYoutube上に公開中。以下、気になった箇所を要約したもの
普段の仕事や収入源について
- ゲームの練習が仕事
- 大会の賞金以外の収入源は、スポンサーからの給料、書籍出版、イベントゲスト出演、ゲーム開発アドバイス、漫画監修など
ゲームのマイナーチェンジや新しいゲームへの対応
- 上達する道筋が判っている
- 他のゲームでも通用する・応用できる部分を意識している
格闘ゲームを上達する為に必要なもの
- 現代の格闘ゲームシーンでは反射神経や技術より、戦略を考えることが一番重要
- 今後他のスポーツのようにトレーナーと選手のように分業になるなら変わるかもしれない
梅原選手のリクエスト曲
- 『小さな船乗り』:1978年放送テレビアニメ『宝島』エンディングテーマ
- 『ポル・ウナ・カベサ』:1992年製作映画『セント・オブ・ウーマン』
子供の頃
- 5、6歳からファミコンに興味をもってやっていた
- 10歳ぐらいからゲームセンターへ
- 何でも「鵜呑みにするんじゃない」という父の発言から、本当にそうなのか考えるようになった。それが今の格闘ゲームの攻略・研究にも役立っている
プレイヤーとしての経歴
- 14歳ぐらいの時点で自分より強い人は居ないと思っていた
- 15歳で初めて日本一に。自分より強い人が居なかったことに嬉しさ半分がっかり半分だった
- 17歳で世界大会を優勝
- 2004年の大会EVOで『背水の逆転劇』。動画は全世界で2000万再生
上達すること
- 前の日100連勝したが次の日10連敗したとしたら、直近の10連敗の方が重要な事実になる世界
- 100戦100勝と勝ち続けることは違うと考えている
- 目先の勝ちを拾うことは上達・成長に繋がらない
例えば、半年しか通用しないような戦法で勝っていた場合、その後負け側に回ることになる
これからのゲーム、プロゲーマーの未来はどうなるか
- 偏見のあった世界だったので、せめてそれを無くしたい
- 1つの趣味や競技、仕事として「普通に」認められれば
先日行われたトークショーでもゲームへの偏見を無くすために「メディアの大切さ」を語っていた梅原選手ですが、今回のような大会以外の活動も是非応援していきたいものです。