格ゲーのラグを軽減する話題の技術「ロールバック・ネットコード」。海外の解説動画へ日本語字幕が追加に
格闘ゲームについて様々な分析動画を投稿するCore-A Gamingが、話題の技術「ロールバック・ネットコード」の解説動画に、2021年2月24日より日本語字幕を追加したことを発表しました。
ロールバック解説映像
※動画の音声は英語ですが、動画右下のボタンから日本語の字幕を表示可能です。
ネットコードは、オンライン対戦時にどうやって通信するかというゲーム側の仕組みのこと。一般的に言うロールバック方式は、先読みで描画することで、従来のディレイ方式よりも遅延を感じにくくさせます(代わりに、通信状況が悪いと遡っての処理=ワープのような現象が目立つ場合あり)。
日本よりもオンライン環境の厳しい海外では、従来のディレイ方式ではなくロールバック方式を望む声が多く、最近では『ストリートファイター5』、『鉄拳7』、記憶に新しい所では『ギルティギア ストライヴ』等、ロールバック方式の採用が進んでいます。※動画にもあるように、正確にはディレイ方式とロールバック方式を組み合わせた技術とみられます。
最近のロールバック推しの流れは、格闘ゲームが国内よりも海外で売れている(例:鉄拳)ことや、世界的な新型コロナの情勢下でオンライン対戦需要が高まっていることもあり、必然の流れと言えそうです。
動画ではそのロールバック方式の詳細な仕組みや、メリット・デメリット、ゲーム開発時の注意点までも語られていますのでぜひチェックしてみてください。
以下、リリースより、動画について:
格闘ゲームの分析動画を投稿している韓国の人気チャンネル「Core-A Gaming」の動画『ロールバック・ネットコードはいかにしてラグを軽減しているのか?』が、本日2月24日より日本語字幕付きで視聴できるようになりました。これまでにもTwitterで話題を呼んできたCore-A Gamingによる格ゲー分析動画・日本語字幕化の最新版になります。
今回の動画では、今年4月9日発売予定で、現在オープンβテスト中のGUILTY GEARシリーズ最新作『GG -STRIVE-』への導入で話題になっている「ロールバック・ネットコード」の技術にフォーカス。同技術により、海を越えた日米間のプロe-Sportsプレイヤー同士が快適に対戦を出来ることに感嘆したり、従来よりも低遅延な対戦が可能になっているというプレイヤーのフィードバックが続出しています。今までは主に海外のゲームで導入されていたネットコードですが、従来の「ディレイ・ネットコード」にしか馴染みのない日本のプレイヤーにも分かりやすく、独自アニメーションと開発者のインタビューを交えて解説されています。
『ロールバック・ネットコードはいかにしてラグを軽減しているのか』に日本語字幕を付けました。ギルティ新作への導入で注目を浴びるロールバック方式。海外との対戦や超低遅延を実現する技術の正体は”未来予知”だった?世界一分かりやすいロルバ技術の解説。
— LiT|翻訳キュレーター (@LiT_Japan) February 24, 2021
全編字幕付きhttps://t.co/BfH3yL0xFR pic.twitter.com/znNiOsNyIi